2022年(令和4年) 10月13日(木)付紙面より
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酒田市の本間美術館で11日夜、国指定名勝「鶴舞園(かくぶえん)」のライトアップが行われた。公益財団法人・本間美術館(本間謙三代表理事)が同市の酒田観光戦略推進協議会(会長・丸山至市長)と共に初めて企画。ガス灯を思わせる柔らかなLEDの明かりが青々とした木々を照らした。
一昨年5月に施行された文化観光推進法に基づいて同法人、同協議会など4機関が申請し、文化庁から認定を受けた「本間美術館を中核とした酒田湊町文化観光拠点計画」の一環。同計画では、来年度まで4カ年にわたって同美術館の魅力を高めることで▽来訪者の満足度向上▽外国人来訪者を現在の2倍▽観光客の酒田滞在時間延長―などを目指す。今回のライトアップは、所蔵品のデータベース化、外国人観光客に対応するための多言語解説の導入、オリジナルグッズの開発などとともに、魅力向上に向けた機能強化事業として取り組んだ。
この日は午後6時から本間家別邸「清遠閣(せいえんかく)」で点灯式が行われ、本間代表理事が「ユートピアをライトアップするとどのように見えるか楽しみ。多くの人から来場いただき、喜んでもらえる美術館を目指す」、丸山市長が「観光は『光を観(み)ること』。本間家の歴史・財産は酒田の『光』。本間家の文化・観光資源をこれからも生かしていきたい」とそれぞれあいさつした。
本間代表理事、丸山市長がスイッチを押すと、12基のスポットライトが一帯を照らし、池を囲むようにしてそびえる木々が淡く浮かび上がった。同法人によると、ライトアップはこの日限り。ただし団体の観光客が訪れた時などに実施する予定。今後、美術館友の会会員を対象にした鑑賞会の開催を検討するという。
2022年(令和4年) 10月13日(木)付紙面より
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バレーボールVリーグ女子2部(V2女子)の「プレステージ・インターナショナルアランマーレ」(酒田市)の選手・スタッフが12日、市役所を表敬し、29日(土)に市国体記念体育館など全国2会場で開幕するリーグ戦での必勝を矢口明子副市長に誓った。
アランマーレは昨季、レギュラーシーズンで13勝5敗の勝率7割2分2厘をマーク。群馬銀行、ルートインホテルズに次いで3位となり、V1入れ替え戦への進出を懸けてファイナルステージに挑んだが、新型コロナ感染で主力選手らを欠いたこともあり、ここでも3位となり逃した。
この日表敬したのは西尾博樹GM、北原勉監督はじめスタッフ、木村友里主将(背番号3、アウトサイドヒッター)ら選手合わせて23人。西尾GMが「開幕ダッシュを掛けたい。アウェー戦では積極的に酒田をPRする。今季も引き続き応援を」とあいさつした。
北原監督は「昨季の全ての試合を分析した結果、足りなかったのは攻撃力。今季は『超々攻撃型』を掲げている。V2女子優勝、そしてV1昇格に向け駆け抜けたい」、木村主将は「市民の皆さんと共に一戦一戦戦い、良いスタートを切りたい」とそれぞれ抱負を述べた。矢口副市長は「結成当初から『善(よ)くて強いチーム』を掲げ、有言実行してきた。目的を達成するにはどうしたらよいかということにこだわってプレーしてほしい。市民全員が応援している」と激励した。
2年連続で開幕をホームで迎えるアランマーレは、29日に千葉エンゼルクロス、翌30日(日)にはリガーレ仙台とそれぞれ対戦。試合開始はいずれも午後1時の予定。一方、チームとして今年7月、「酒田観光スペシャルアンバサダー」に就任し、来年3月まで続くリーグ戦で敵地に赴いた時などは酒田の「観光大使」として観光PRを広く展開する。