2022年(令和4年) 4月22日(金)付紙面より
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鶴岡市は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた地域経済の回復に向け、25%のプレミアム付き商品券を発行する方針を決めた。発行総額12億円で、7月から利用できるようにする。関係予算を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を市議会4月臨時会に提案する。酒井家庄内入部400年記念を契機に、市内の消費活動の喚起、景気浮揚につなげる。
スマートフォンなどのアプリ版と印刷した紙版の2タイプを計24万セット発行し、1セット5000円分を4000円で販売する。1人2セットまで購入可能とし、希望する全市民が購入できるようにする。紙版の発行は、スマートフォンを利用していない人などに対応するもの。大手チェーン店、コンビニエンスストア、ドラッグストアなどを除く市内の中小・小規模店舗で利用できる。
購入は事前申込制とする。利用期間はアプリ版が7―9月の3カ月間、紙版が8―9月の2カ月間を予定。先行して市民限定で販売し、完売しなかった場合はアプリ版のみで市民以外も対象に2回目の販売も行う予定。予算案が可決されれば、事業提案型公募で委託業者を決め、具体的な事業計画を詰める。
予算総額は3億2000万円で、内訳はプレミアム分2億4000万円、委託料7975万円、事務費25万円。財源は、市町村の消費喚起事業に対する県の補助金1億2000万円のほか、国の地方創生臨時交付金、市の一般財源を充てる。
2022年(令和4年) 4月22日(金)付紙面より
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鶴岡市下名川にある月山あさひ博物村の「古(いにしえ)の里ふれあい広場」のカタクリが咲き始めた=写真。来月上旬まで楽しめる。
カタクリは開花するまで6、7年かかり、数日間の短い間だけ花を咲かせる。「ふれあい広場」はそば処「大梵字」の裏手にあり、広さ1・5ヘクタールにカタクリが植えられ、例年、4月中旬に咲き始める。青空が広がる好天となった20日はかれんな紫色の花を広げ、訪れた行楽客の目を和ませていた。朝日地域にもう1カ所あるカタクリ園「下田沢かたくり園」では見頃まで1週間ほどかかるという。
月山あさひ振興公社では今年も「かたくりの花写真コンテスト」を行う。カタクリにちなんだ作品を募集し、来月14日から6月26日まで道の駅「月山」の月山あさひ博物村文化創造館に展示する。応募は来月7日まで(必着)。問い合わせは同館=電0235(53)3411=へ。