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2007年(平成19年) 3月28日(水)付紙面より

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「バケツ稲セット」配布 全農庄内本部HP人気企画

 全農庄内本部(菅原伝一本部長)は、同本部ホームページ(HP)「おいしい国・庄内」の人気コーナー「バケツ稲の観察日記」の関連企画として、はえぬきの種もみ約60粒と肥料などがセットになった「バケツ稲セット」を希望者に無料で配布している。

 全国で使用される小学5年生社会科教科書を発行する5社のうち、3社が庄内平野の米づくりを紹介していることもあり、同HPは田植え時や稲刈り時などの最盛期には月間30万件ものアクセスがある人気サイトとなっている。

 「―観察日記」は、同本部屋上に設置したバケツの中ではえぬきを栽培。生育の過程を写真、HPイメージキャラクターのマイ子、コメ夫、ハカセたちの会話で伝えるもの。2003年4月にスタートし毎シーズン、18―20回の更新で稲の成長を紹介している。今シーズンは26日にスタートした。

 同本部は今シーズンの「―観察日記」のスタートに合わせ、県農林水産部生産流通課の協力で、はえぬきの種もみ約60粒と肥料が入った「はえぬき種セット」、同本部特製の子供向け冊子「庄内平野の米づくり」が一緒になった「バケツ稲セット」を4000セット用意。子供たちから米作りの大切さを学んでもらおうと、全国の希望者に無料で配布する。

 同セットの配布開始は今月末から。HP=http://www.shonaimai.or.jp/=のトップページから応募フォームに入ることができるほか、はがき、封書で〒998―0838、酒田市山居町二丁目3―8、全農庄内本部「マイ子とコメ夫のバケツ稲観察日記」係へ。応募はファクス=0234(26)3217=でも可。問い合わせは同本部総務課=電0234(26)5353=へ。
          

希望者に送られるバケツ稲セット
希望者に送られるバケツ稲セット


2007年(平成19年) 3月28日(水)付紙面より

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市が引き継ぎ検討 酒田看護専門学校09年度末で閉校へ 地域の看護師を確保

 酒田市は、社団法人十全堂社(本間清和社長)が運営する同市中町三丁目の酒田看護専門学校(齋藤好正校長)の運営を、市で引き継ぐことを検討していることが26日、分かった。准看護師を廃止する制度改革などに伴い運営が厳しさを増し、閉校の方針が打ち出されていたもので、実質的な運営母体である酒田地区医師会(本間清和会長)が引き継ぎを打診していた。

 3月定例市議会最終日の26日、一般質問で、佐藤忠智議員の質問に対し、松本恭博企画調整部長が答えた。

 酒田看護専門学校の存続についてただされたの対し、松本部長は「准看護師を廃止する国の方針によって、本年度から准看護師の募集は停止した。准看護師から看護師になるための定時制進学コースもあるが、定員(30人)を満たしていない。3年制のレギュラーコースの設置が検討されていたが、設置、維持の負担が大きく、これ以上、地区医師会員からの負担は望めないとして、現在の学生が卒業する2009年度末で閉校する方向性が示された」と、引き継ぎを打診された背景を説明。

 その上で、「庄内地方では看護師の養成機関が鶴岡にしかなくなる。地域の看護師の需要はあり、市と地区医師会は看護教育は必要だろうという共通認識で一致。今後は地域医療の充実、雇用対策を含め、市で看護学校を引き継ぐ方向で検討したい」と述べた。

 松本部長は本紙の取材に対し、「敷地や建物をどうするかなどを含めいつ、どのような形で引き継ぐかは今後の検討課題。08年度からの引き継ぎにはもう手続き的に間に合わず、早くても09年度以降になる。特に指導者の確保が大きな課題になってくるだろう」と話している。

 検討作業が進む市立酒田病院と県立日本海病院との統合問題の中でも話題に上ってくる公算が高い。

 酒田看護専門学校は、1911年に開所した飽海郡産婆養成所を前身に、47年に酒田看護婦養成所として県の指定を受けた。その後、55年に保健婦助産婦看護婦法による准看護婦養成所となり、87年に酒田准看護学院と名称変更。2年制の准看護科で准看護師を養成してきたが、96年には准看護師が看護師の資格を取得するための看護科(通称・進学コース、2年課程のカリキュラムを3年かけて学ぶ昼間定時制)を開設し、現校名となった。

 その後、制度改革に伴い、准看護科は2005年度を最後に募集を停止。高卒後に全日制の3年課程で看護師の資格を取得する通称・レギュラーコースの設置を模索していた。しかし、運営費の大半を拠出している酒田地区医師会の負担が限界を超えるなどの理由で、同医師会は今年2月の臨時総会で09年度末に閉校する方針を決めていた。



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