2011年(平成23年) 6月23日(木)付紙面より
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鶴岡市の湯野浜小学校(竹田茂校長、児童141人)の恒例の「砂の造形大会」が22日、同校裏の湯野浜海水浴場で行われ、児童たちがイルカや海賊船などの巨大な“砂のアート”づくりに挑戦した。
庄内浜に隣接する同校ならではの伝統行事。地域の自然環境に親しみ、創造する喜びを体験しようと1980年から毎年この時期に実施している。
32回目の今回は、全校児童が縦割り班の4グループに分かれ、高さ約3メートルの巨大な海賊船や親子クラゲ、イカ、イルカの砂のアートづくり。児童たちは地元の建設業者の協力で、あらかじめ作ってもらった砂山にシャベルやコテで砂を固める作業を繰り返した。作業が進み、徐々に作品が形になってくると「海賊船に見える」などと歓声を上げ、笑顔でアートづくりを楽しんでいた。
同校プロジェクト委員長の佐藤汐さん(12)は「みんなと協力して楽しみながら良い作品を作りたい。完成したら家族や地元の人たちに見に来てもらいたい」と話していた。
児童たちの砂のアート作品は環境にやさしい液体で固めて1週間ほど展示される。