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2012年(平成24年) 7月18日(水)付紙面より

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女性プロ棋士に学ぶ 鶴岡で囲碁入門教室

 日本棋院鶴岡支部(菅原昭治支部長)主催の囲碁入門教室が15、16の両日、鶴岡市伊勢横内の同支部「囲碁クラブ」で開かれ、市民たちが女性プロ棋士から囲碁を学んだ。

 囲碁教室は、囲碁の普及を目的に、10年ほど前から毎年開かれている。今回の教室は、子どもたちへ伝統文化を引き継いでもらおうと、初めて文化庁の文化芸術振興費補助金を受け開催した。

 初日の15日は、いずれも日本棋院東京本院所属の金艶三段と、巻幡多栄子三段のプロ棋士が講師を務めた。参加者たちは、初心者と経験者の2グループに分かれ、囲碁のルールや多面打ちによる指導などを受けた。このうち経験者のグループでは、金さんが一度に10人を相手にして囲碁を打ち、一人一人に戦況に応じた打ち方を丁寧にアドバイスしていた。

 金さんから指導を受けた鶴岡市東原町の会社員、冨樫修さん(61)は、「プロから指導を受けるのは初めて。多面打ちの指導を通して自分の弱い部分が分かり勉強になった」と話していた。

 同支部は、9月から毎月第1土曜午後4時から同6時まで、初心者を対象に囲碁教室を無料で開催する予定。

プロ棋士の金さん(右)から指導を受ける参加者
プロ棋士の金さん(右)から指導を受ける参加者


2012年(平成24年) 7月18日(水)付紙面より

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甘み十分、新たな特産品に 山大農学部育種超極早生の枝豆 「つるおかぼんちゃ」出荷始まる

 山形大農学部で育種された超極早生種の茶豆系枝豆「つるおかぼんちゃ」の出荷が始まった。枝豆部会員が栽培を始めて2年目となる鶴岡市覚岸寺の農産物直売所「百万石の里 しゃきっと」では、「生育はやや遅れたが、味は昨年より良い。鶴岡の新たな特産品にしていきたい」と期待を寄せている。

 つるおかぼんちゃは、元山形大農学部客員教授の赤澤經也さん(鶴岡市稲生一丁目)が中心になって育種。「極早生だだちゃ」に突然変異を起こさせ、選抜を繰り返して固定させた。鶴岡のお盆の7月半ばに食べられる。親株より収量は少ないが、甘みや風味は同程度。2010年に山形大として品種登録を申請。11年には種子約40キロが鶴岡市内の15個人・団体に配布された。

 「しゃきっと」では今年、枝豆部会の約10人が生産し、今月10日ごろから出荷が始まった。10アールほどを栽培している組合長の阿部貢さん(64)=同市谷定=は「春先の低温で生育はやや遅れたが、味は昨年より良い。収量が少なめなので、昨年作って、今年は様子を見た人もいると思うが、要領が分かればうまく作れるし、この時期の豆としては甘みが強くとてもおいしい。鶴岡の新たな特産品になるよう大事に育てていきたい」と期待を語った。

 山形大農学部の佐久間憲生コーディネーターは「早く食べられる点が最大の強み。認知度が高まり、生産が増えてくれればうれしい」としている。

 しゃきっとでは今後、1週間程度は出荷されるという。価格は300グラムで400―450円程度。

出荷が始まった「つるおかぼんちゃ」=17日、鶴岡市覚岸寺のしゃきっと
出荷が始まった「つるおかぼんちゃ」=17日、鶴岡市覚岸寺のしゃきっと



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