2012年(平成24年) 8月3日(金)付紙面より
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鶴岡市が主催する市内の小学生を対象とした漁村体験が2日、同市の由良漁港などで行われ、児童たちがイカの一夜干し作りやクルージングなどを楽しんだ。
小学生と漁業者、地元住民との交流を通して、漁業や漁村の活性化を図ることを目的に、2004年から毎年、夏休み期間中に実施している。今回は市内の小学校から5、6年生32人が参加した。
午前中は、県漁協由良水産加工場の石塚孝志工場長が講師を務め、イカの一夜干し作りを体験。子供たちは体長約30センチのスルメイカを1人2杯ずつ、包丁を使って内臓を取り除いた後、きれいに水洗いし、金網に並べて天日干しした。子供たちは石塚工場長や地元住民からイカをさばく手ほどきを受けながら真剣に取り組んでいた。
イカを初めてさばいたという藤島小5年の草島怜應君(10)は「とても難しそうで不安だったが、親切に教えてもらったおかげで、うまくさばくことができた」と話していた。
その後、ふれあい広場の人工磯場でカニ釣りや遊漁船に乗って八乙女浦周辺をクルージングした。午後からは加茂水族館でクラゲ学習会や由良コミセンで海藻染めのクラフト作りを行った。
2012年(平成24年) 8月3日(金)付紙面より
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第94回全国高校野球選手権大会に山形代表として出場する酒田南ナインが2日朝、酒田市のJR酒田駅から関西に向けて出発した。構内では父母、教職員らが見送り。「頑張ってこいよ」の声援に選手たちは笑顔で応えていた。
関西入りしたのは西原忠善総監督、阿彦祐幸監督、鈴木剛部長、杉山健次郎顧問と、帯同メンバーも含め選手29人。同駅舎前で午前8時10分から行われた出発式では、県高校野球連盟の渡部潤常任理事が「負けた53校の分まで活躍してきてほしい。健闘を祈る」、同校の齋藤善明校長が「いよいよ夢舞台への出発。県内54校の代表として伸び伸びと精いっぱい山形球児らしいプレーをしてきてほしい」と激励した。
これを受け、阿彦監督が「山形代表として恥ずかしくない試合をしてきたい」、下妻貴寛主将が「山形代表として頑張ってくるので、応援よろしくお願いします。行ってきます」とあいさつした。その後、選手・スタッフが特急「いなほ6号」に乗り込むと、集まった保護者や教職員、市民からは「期待しているぞ」などという声援が送られた。
選手たちは同日夕に大阪入りし3日午前は甲子園練習。5日には組み合わせ抽選会に臨む予定。