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2012年(平成24年) 8月5日(日)付紙面より

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「甚句流し」夜を彩る 酒田港まつり

 港都・酒田の夏祭り「酒田港まつり」の踊りパレード「酒田湊(みなと)・甚句(じんく)流し」が3日夜、酒田市の中心商店街で繰り広げられた。約2400人の踊り手が色とりどりの着物や浴衣、着流しなどをまとって参加。真夏の夜を華やかに彩った。

 翌日の酒田花火ショーと並ぶ港まつりの中心イベント。近年は、かつての酒田の繁栄ぶりを歌った民謡調の酒田甚句に合わせてゆったりと踊りながらパレードする「甚句流し」と、酒田甚句をアップテンポにアレンジした曲のリズムに乗って激しく舞い踊る「S―Jinku」の2部構成にしている。今年は昨年より1団体多い43団体が参加した。

 この日は最高気温が32・9度の真夏日。その暑さが残る中、午後7時前に実行委員長の真島裕酒田観光物産協会副会長、阿部寿一市長があいさつし、「甚句流し」が始まった。参加者は、国道112号マリーン5清水屋前や中通り、大通り各商店街を回るコースを練り歩き、華麗な手踊りを披露。沿道を埋めた観客を魅了した。

 「S―Jinku」は清水屋前で午後8時半に開始。ダンススタジオや小学生グループ、東北公益文科大のよさこいソーラン部「蒼嵐」などが出演してオリジナルのパフォーマンスを繰り広げ、大きな拍手を受けていた。

華麗な手踊りで港都の夜を彩った「酒田湊・甚句流し」
華麗な手踊りで港都の夜を彩った「酒田湊・甚句流し」


2012年(平成24年) 8月5日(日)付紙面より

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白山産だだちゃ直売 若手農家4人が6日スタート

 本場・白山で栽培しただだちゃ豆を直売します―。鶴岡市白山で枝豆を生産する30代の若手農家4人が共同で6日から、地区内にだだちゃ豆の直売所を開設する。白山産のだだちゃ豆は県外に多く出荷され、「地元でもなかなか購入できない」といった声があり、「白山産のだだちゃ豆を地元に届けたい」と直売をスタートする。

 旧国道7号沿いで鶴岡印刷向かいの空き地の一部を借り、テントを設置して直売所を開設。6日から今月末まで毎日午後4時から販売する。各農家が収穫や選別など、その日の出荷作業を終える時間帯を考慮し夕方からの販売とする。枝付きではなく、脱莢(さや)後に選別した豆を500グラム当たり800円前後で販売する予定。だだちゃ豆の品種は甘露、早生白山、本場の白山と続く。

 直売所の開設場所には「白山の農家の直売所 あんちゃ」と書き込んだ手作り看板も設置し、準備を整える。
 水稲と同様に枝豆の生育調査などにも取り組んできた若手4人は、「直売できるのは少量かもしれないが、地元の人から口にしてもらって、あらためて白山産の味を知ってもらおう」と、2年前から白山産だだちゃ豆の直売構想を温めてきた。

 直売に参加する若手農家の1人、冨樫拓巳さん(32)は「鶴岡にいて白山産のだだちゃ豆を食べたことがない、どこで買えるのか、白山の生産農家が親類や知り合いでないと食べられないといった声を聞く。確かに白山産のだだちゃ豆は県外に多く出荷され、地元にはあまり出回らなかった」と話し、「直売は初めてのことで、手探り状態でスタートする。地元のお客さんの声を直接聞き、鶴岡全体の枝豆生産の振興発展と、われわれ若手の成長につなげていきたい」と意気込む。「白山のあんちゃたち」の挑戦が始まる。

6日のオープンに向け旧国道7号沿いにお目見えした直売所の看板
6日のオープンに向け旧国道7号沿いにお目見えした直売所の看板



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