2012年(平成24年) 8月9日(木)付紙面より
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第94回全国高校野球選手権大会の開会式が8日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われ、3年ぶり10回目の出場を果たした山形代表の酒田南ナインも力強く入場行進。選手宣誓では、同校の下妻貴寛主将が大役を担った。
入場行進は、昨夏の優勝校・日大三(西東京代表)を先頭に、南から順に代表49校が次々と登場。酒田南ナインは山形大会の優勝旗を手に持った下妻主将を先頭に甲子園のグラウンドを力強く行進。スタンドから大きな拍手と歓声が送られていた。
選手宣誓で、下妻主将は「この甲子園で、湧き上がる入道雲のようにたくましく、吹き抜ける浜風のように爽やかに正々堂々とプレーすることを誓う」と述べた。
開会式終了後、常葉橘(静岡)―福井工大福井(福井)の一戦で開幕した。酒田南は7日目(14日)の第1試合(午前8時開始)に登場、高知代表の明徳義塾と対戦する。
選手宣誓の大役を果たした下妻主将は「前日まで仲間と一緒にアイデアを出し合って、真夜中近くまで練習したが、かなり緊張した。東日本大震災や九州地方の豪雨の被害は大きかったが、復興へ向けて前向きに頑張れるような内容を考えた。初めての甲子園はとても広く、素晴らしい球場。14日の初戦まで時間があるが、モチベーションを保ちながら体調管理をしっかりし、持っている力を全て出して悔いのない試合にしたい」、開会式を終えた會田隆一郎投手は「前日リハーサルしたこともあり、行進はリラックスできた。だんだん甲子園の雰囲気がつかめてきたような気がする。ピッチングも打撃も調子が良い。試合が楽しみ」とそれぞれ意気込みを語った。
2012年(平成24年) 8月9日(木)付紙面より
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鶴岡市の市街地を流れる内川で8日、「小学生内川舟下り体験」が行われ、児童たちが川舟に乗って下りながら自然や歴史に触れた。
子どもたちから内川の自然や歴史について学んでもらおうと、沿川の町内会長らで組織する「内川を美しくする会」(齋藤四郎会長)が、2002年から毎年この時期に開催している。
11回目となった今回は小学2―6年生の児童6人が参加した。せみ時雨が降り注ぐ中、子どもたちは2隻の舟に分乗し、柳橋から昭和橋上流公園までの約1・2キロの区間で舟下りを体験。市観光ガイド協議会の会員から内川に架かる橋の名前や由来、川の中の生物などについて説明を受けながら、ゆっくりと下っていた。
羽黒二小4年の北風陵汰君(9)は「内川の歴史について自由研究で発表したいと思って参加した。舟下りは涼しくて気持ち良かった。また来年も参加したい」と笑顔で話していた。