2015年(平成27年) 8月13日(木)付紙面より
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鶴岡市立荘内病院で11日、鶴岡ジュニアオーケストラ(加藤次郎代表)のミニコンサートが行われ、管弦楽の音色が待合ホールに響き、入院患者らが楽しいひとときを過ごした=写真。
同オーケストラは市内の小中学生39人、指導者40人で構成。荘内病院コンサートは入院している方の元気になればと4年前から毎年行っている。
この日は児童ら約50人編成で待合ホールに会場を設け、入院患者やその家族、病院を訪れた人など100人以上が演奏に耳を傾けた。「ハイドンのラルゴ」「茶色の小瓶」「アメイジンググレイス」「夢をあきらめないで」などおなじみの名曲を10曲ほど演奏。途中、子どもたちがマイクを持って歌ったり、同オケ出身で日本大芸術学部3年の長谷川喜春さんのオーボエ、京都市立芸術大4年の鎌田邦裕さんのフルートのソロ演奏も行われ、しっとりとした音色で観客を楽しませた。
入院患者の女性(77)は「コンサートのような空間を楽しませていただき、本当に感謝。思わず音楽に合わせて体が動いた」と話していた。
2015年(平成27年) 8月13日(木)付紙面より
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昨年6月にリニューアルオープンした鶴岡市立加茂水族館(奥泉和也館長)の入館者数が12日、100万人を突破し、記念セレモニーが同水族館で行われた。奥泉館長は「ペースが落ち込む懸念もあるが、予想よりも早く入館者100万人を達成できた。クラゲ展示の独自性を高め、来るたびに新たな魅力を感じられる水族館を目指していきたい」と話している。
同水族館や市観光物産課によると、最も入館者が多かったのは、月別では昨年8月の17万8652人。同15日には1日の最高入館者数となる1万3106人を記録した。その後冬場に入り、客足が落ちたものの、昨年12月から2月までは毎月1万人以上が入館。リニューアルから1年間の合計では83万5796人だった。リニューアルから1年を経過した6、7月は昨年同時期と比べるといずれも約4割減。「減ってはいるが、他の水族館と比べて入館者数で上位をキープできている」(奥泉館長)。
12日、オープンに合わせて12人目に並んだ松井広志さん(74)に入館者100万人目の栄誉が与えられた。記念セレモニーでは榎本政規市長、奥泉館長、村上龍男同館シニアアドバイザーが出席した。
榎本市長が「100万人の入館者達成をうれしく思う。今後も奥泉館長、村上シニアアドバイザーをはじめ、多くの方の力を借りながら愛される水族館を目指していきたい」とあいさつ。出席者と松井さん、松井さんの孫の稲垣颯斗君(7)がくす玉を割った。記念品として100万人入館者の認定書のほか、同水族館オリジナルのクラゲまんじゅうや、Tシャツ、村上シニアアドバイザーのサイン入り著書「群れ泳ぐクラゲ」などが松井さんに贈呈された。
松井さんは「妻の実家が鶴岡。今回は家族8人で帰省した。新しくなって初めて訪れた加茂水族館でこのような栄誉を頂きうれしい」と喜んでいた。