2019年(令和1年) 12月8日(日)付紙面より
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鶴岡市田麦俣の湯殿山スキー場が7日、今シーズンの営業を開始した。初日から滑走可能となり、オープンを待ちわびたスキーヤーらが雪の感触を楽しんだ。
この日はリフト運行前に、関係者25人と一般来場者50人余が参列して安全祈願祭を実施。神事に続いて、山口朗鶴岡市副市長ら11人が玉串をささげ、今シーズンの無事故を祈願した。
午前10時半すぎに動き始めたリフトの前は大渋滞のにぎわいぶり。穏やかな天候の中、大人から子どもまで白銀のゲレンデを思い切り楽しんでいた。
同市羽黒町上野新田の会社員、百瀬秀徳さん(31)は「近隣では最も早くオープンするし、雪質とコースが充実しているのがいい」。長女の杏珠(あんじゅ)ちゃん(5)は「今日は頑張って10本は滑る」と張り切っていた。
同スキー場では、正面ゲレンデに設置してあった第2ロマンスリフトが昨シーズンから老朽化で廃止。今シーズンも2基の運行となる。市では、リフトの建設も含めたスキー場整備計画の調整を進めており、設置までは今後3年以上要する見込みという。