2020年(令和2年) 10月22日(木)付紙面より
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県は20日、県内の消費活動を喚起し地域経済回復を図る「プレミアム付きクーポン券」の発行を発表した。今月22日の山形市を皮切りに、県内各地で順次券の販売を開始する。庄内地域の2市3町は31日から販売となる。
クーポン券は1枚500円分で1シート(4枚、2000円分)を1000円で購入できる。上限は1人当たり3シート(12枚、6000円)分で、3000円で購入できる。原則的に券は参加店舗が販売し、消費者は購入した店舗でのみ券を使用できる。購入先も3店舗までとなる。発行枚数は400万枚を予定している。参加店は今後、県ホームページで順次発表する。また、参加店にはクーポン券取り扱いを知らせるポスターが掲示される。
クーポン券を使用できる対象は飲食店、小売店、生活関連サービス業に加え、タクシーや運転代行業など幅広い業種となる。一方、券を使用できない商品・サービスは▽商品券やビール券、図書券、切手、プリペイドカードなど換金性の高いもの▽不動産、株式、宝くじなどの金融商品▽公共料金の支払いなど公共性の高いもの▽事業活動に関わる仕入れや経費等の支払い▽特定の宗教・政治団体と関わるものや公序良俗に反するもの▽たばこ事業法に規定する製造たばこ▽現金との換金、電子マネーチャージ、金融機関への預け入れ▽その他、県が適当でないと認めたもの―など。
クーポン券を購入できるのは、対象となる店舗が所在する市町村に住んでいる人のみ。購入の際、居住する市町村を確認できる運転免許証、健康保険証などを提示する。
券の使用期限は来年2月14日まで。購入に関する問い合わせはコールセンター=電0570(200)236=へ。