2021年(令和3年) 7月8日(木)付紙面より
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東京五輪に出場する東欧モルドバのアーチェリーと陸上(ハンマー投げ)の選手団8人が5日夜、ホストタウンに登録されている事前合宿地の鶴岡市に到着した。事前合宿で県内入りした選手団は初めて。6日午後は、練習拠点となっている同市の小真木原公園で歓迎セレモニーが行われ、選手たちは「鶴岡での合宿を好成績につながる合宿にしたい」と五輪本番へ意欲を語った。
選手団はアーチェリーとハンマー投げの男女各2人の代表選手と、コーチ、通訳ら。羽田空港到着後に新型コロナウイルス対策の検疫を受け、PCR検査で全員陰性と確認された。
6日のセレモニーには、皆川治市長、鶴岡ホストタウン企業協賛会の役員ら約30人が出席。選手団を代表してアーチェリーコーチのイリナ・チェカノバさんが「五輪で好成績を出せるように、鶴岡でしっかり頑張る」とあいさつし、市特産の砂丘メロンなどが贈られた。
セレモニー後の会見では、選手たちが「鶴岡で合宿できたことを誇りに思えるように、練習に励む」などと抱負を述べた。アーチェリー女子のアレクサンドラ・ムルカ選手(27)は「鶴岡は2年前に来た時、すぐに大好きになった。誘われたことに感謝している。ここで頑張って練習し、いい成績を残したい」と話した。
アーチェリーの選手は17日まで、陸上選手は24日まで、市スポーツ研修所(陽光町)と小真木原公園の練習会場を往復して合宿を続け、毎日PCR検査を受ける。今月12日にはモルドバの柔道選手団4人も合流する。