2021年(令和3年) 9月30日(木)付紙面より
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酒田市民の憩いの場となっている同市山楯の「悠々の杜」で28日、酒田第一中学校(土門敦校長)の1年生117人が遊歩道整備に取り組み、木質チップを運んで敷く作業などを通して森の大切さを体験的に学んだ。
悠々の杜は、同市の温泉施設「アイアイひらた」周辺の市有地を中心とした広さ7・4ヘクタールの森林公園。地元住民らによる「悠々の杜推進協議会」(会長・矢口明子副市長、事務局・NPO法人「ひらた里山の会」)が憩いの場、自然学習の場として整備している。
同校は2015年から毎年、一帯の整備に協力。生徒たちはこの日、佐藤忠智代表理事ら法人会員の指導で、アイアイひらたから市内を一望できる「みはらし台」へと続く遊歩道約700メートルのうち150メートル区間に地元産杉の間伐材を使った木質チップを敷く作業を展開。心地よい風の吹く絶好のコンディションの中、クラス単位でチップを詰め込んだ袋を運び、熊手で丁寧に敷きならした。
30分ほどの作業で用意したチップを敷き終え、生徒たちは「これからも積極的にボランティア活動に参加したい」などと感想。生徒たちはこの後、同市の「ひらた石橋ソーラーファーム」を見学した他、佐藤代表理事による講話を聴講した。