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2023年(令和5年) 2月23日(木)付紙面より

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平均志願倍率0.8倍 過去最低 鶴工情報通信1.93倍の高倍率 鶴南1倍下回る 県公立高一般入試

 県教育委員会は21日、2023年度公立高校入学試験(一般選抜)の志願状況を発表した。推薦入学内定者を除いた平均志願倍率は全日制が前年度より0・02ポイント低い0・82倍となり、6年連続で1倍を下回った。定時制は同0・02ポイント高い0・48倍だった。全定合わせた平均志願倍率は前年度より0・02ポイント低い0・8倍で、記録が残る1998年度以降で最低となった。

 23年度入試の全日制の実施学校数は、校数が前年度と同じだが学科数は1減の42校95学科。全定合わせた総入学定員は前年度より120人減の7040人、志願者総数は200人減の5002人。全日制の総入学定員から推薦選抜内定者(812人)を差し引いた一般選抜の定員は、前年度より119人減の5948人。これに対する志願者数は前年度比203人減の4869人となった。

 全日制42校95学科で志願者数が定員に満たなかったのは33校63学科。庄内地域では10校18学科で定員割れとなった。定時制の総入学定員は5校5学科で一般選抜定員280人に対し133人が志願した。18年度から実施している県外からの受け入れで、今回の志願者は加茂水産2人、遊佐と小国各1人だった。

 庄内地域での高倍率の学科は鶴岡工業の情報通信科が1・93倍と最も高く、酒田東の理数探究・国際探究が1・28倍、酒田光陵の情報科が1・19倍と続いた。統合によって24年度から「致道館高校」となる鶴岡南は0・94倍、鶴岡北は1・02倍だった。

 一般入試は3月7日(火)に行われる。今回から、同12日(日)に追試が実施され、新型コロナウイルス感染などを含め、やむを得ない事情で受験できなかった生徒が対象となる。合格発表は同17日(金)に各校で行われる。

 庄内地域の学校別合格発表予定時間は次の通り。

 ◇3月17日▽午後3時=鶴岡北、加茂水産、庄内農業、庄内総合(全定)、遊佐▽午後3時半=鶴岡工業▽午後4時=鶴岡南、鶴岡中央、酒田東、酒田西(全定)、酒田光陵

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