2023年(令和5年) 2月24日(金)付紙面より
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城下町・鶴岡に春の訪れを告げる「第29回鶴岡雛(ひな)物語」が23日、荘内神社宝物殿の公開を皮切りにスタートした。
市民に伝統の雛人形に親しんでもらおうと「鶴岡雛まつり実行委員会」が約1995年から毎年この時期に開いている。今回は荘内神社宝物殿、致道博物館御隠殿、龍の湯・蔵ギャラリー氷室、旧風間家住宅・丙申堂、湯田川温泉・旧白幡邸の5施設と湯野浜温泉街旅館などで繰り広げられる。
このうち荘内神社宝物殿では、江戸時代から昭和までの約100体の雛人形と数々の雛道具を展示している。段飾りの有職(ゆうそく)雛をはじめ、古今雛や享保雛、座り雛の始まりといわれる寛永雛などを説明付きで紹介。訪れた人たちは華やかな雛人形に顔を近づけ、衣装や表情の違いなどに見入っていた。