2024年(令和6年) 6月23日(日)付紙面より
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鶴岡市立加茂水族館魚匠ダイニング沖海月は夏限定で「鶴岡天神鱧(はも)御膳」を提供する。旬を迎えたハモを素材にした歯応えがいいボタン造り(湯引き)が味わえる。
県内外から訪れる人たちに鶴岡の食材をアピールしようと鼠ケ関港に水揚げされるハモに着目。鶴岡天満宮(齋藤元宮司)に「鶴岡天神鱧」と名付けてもらい毎年、産卵期を迎える夏に御膳(松・竹・梅・楓・特別コース)にして提供している。
梅の内容はハモのボタン造り、鶴岡の在来野菜として知られる外内島きゅうりと赤ナス、だだちゃ豆豆腐を使った季節料理、茶わん蒸し、雪若丸のご飯にハモのアラでだしを取ったみそ汁が付く。デザートには追加で鶴岡天満宮境内にある梅を使った「青梅ジュレ」を用意。須田剛史料理長(48)は「梅雨ハモと言って今の時期が一番おいしい。ハモのボタン造りに梅肉を付けて爽やかな夏を楽しんでもらえれば」と話している。
鶴岡天神鱧御膳は7月1日から9月いっぱいまで。梅は1700円、竹2600円、松3500円。楓(6000~8000円)は料理内容で調整できる。ハモのしゃぶしゃぶや天ぷらなどハモ尽くしの特別コース(1万5000円)もある。価格はすべて消費税込み。問い合わせは沖海月=電0235(64)8356=へ。