2024年11月29日 金曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


ページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2024年(令和6年) 11月30日(土)付紙面より

ツイート

初場所再入幕に期待 地元酒田で激励会 北の若「幕内に定着」意気込み

 酒田市出身で大相撲十両の北の若関(24)=八角部屋=の激励会が28日夜、同市のガーデンパレスみずほで開かれた。東十両筆頭で迎えた今年最後の九州場所は9勝6敗と勝ち越し、来年初場所での再入幕が期待される中、後援組織「北の若を応援する会」の会長を務める矢口明子酒田市長らの激励を受けた北の若関は「いろいろな経験を積むことのできた一年だった。来年は幕内に定着したい」と意気込みを語った。

 北の若は2019年3月の大阪場所で前相撲デビュー。稽古を重ね着実に力をつけて21年初場所で十両昇進。東2枚目と好位置で挑んだ23年秋場所で勝ち越し、次の九州場所で新入幕を果たした。最高位は24年大阪場所の西前頭14枚目。端正なルックスもあって若手のホープとして注目されている。

 この日の激励会は応援する会が主催し、会員約100人が参加した。大ファンで酒田海洋少年団長を務める鈴木兵一さん(同市)による相撲甚句にのって北の若関が入場。角界入りのきっかけをつくってくれた恩人で11月12日に亡くなった北の富士勝昭さん(第52代横綱)に出席者全員で黙とうをささげた後、矢口市長が「今年7月の記録的大雨の際は応援メッセージを頂き感謝。来場所は幕内に上がる。さらに上を目指し頑張ってほしい」と激励した。

 副会長の加藤聡酒田商工会議所会頭、支援・後援する企業や個人、いわゆる「タニマチ」として支える「北の若を支援する会」の新田嘉七平田牧場社長らが激励金や激励品を贈呈。これを受けて北の若は「十両優勝はかなわなかったが、皆さんに良い成績を報告することができ、ほっとしている。私の誕生日でもある11月12日に亡くなった北の富士さんのメッセージを胸に、より一層気を引き締め相撲道に精進していく」と力強くあいさつした。

 新田社長の発声で乾杯。出席者は北の若の今年一年の労をねぎらいながら相撲談義に花を咲かせた。

〽酒田市民の皆さんに、夢と希望を与えしは、酒田が生んだ北の若―。鈴木さん(左)の相撲甚句にのって入場・登壇
〽酒田市民の皆さんに、夢と希望を与えしは、酒田が生んだ北の若―。鈴木さん(左)の相撲甚句にのって入場・登壇



ページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field