べろべろ餅(もち)は温海地区に伝わる郷土食。うるち米で作られ、マタギたちが狩で山に入る際に携行したそうです。その特徴は、熱湯を注いだりして温めるとすぐ軟らかくなるにもかかわらず、長時間煮込んでも型崩れしないところにあります。
煮崩れないということは餅がかみ切りにくいのだろうかと思えば、そんなこともなく、モチモチ。どろっと溶けた餅が苦手な記者にはうれしい限り。マタギが持ち歩いたという話にも納得です。使い勝手が良かったのでしょう。
今回はべろべろ餅が入った具だくさんのすまし汁とおしるこの2種類を紹介。餅に塩っけがあるので、個人的には甘いおしること相性がいいように思えました。
アズキには質の良いタンパク質、ビタミンB1、鉄などが含まれます。食物繊維も豊富です。また解毒作用、利尿作用もあることから、二日酔いにはアズキの煮汁が効くとも言われているそうです。
べろべろ餅2本、鶏肉80g、ゴボウ50g、ニンジン中1/2本、糸コンニャク40g、シメジ1/2袋、ネギ1/2本、水5カップ、しょうゆ小さじ1、中華スープ1/2袋、塩小さじ1/3
エネルギー | 96 | kcal | |
たんぱく質 | 4.8 | g | |
脂質 | 3.0 | g | |
塩分 | 0.7 | g |
べろべろ餅2本、アズキ缶1/2缶、水4カップ、砂糖30g、塩小さじ1/3
エネルギー | 163 | kcal | |
たんぱく質 | 2.4 | g | |
脂質 | 0.2 | g | |
塩分 | 0.5 | g |