今回の主役はアケビ。秋を知らせる山の幸の一つです。山野に自生するつる性の落葉植物で、熟すとパカッと実が開くことから「開け実」の名が付き、なまってアケビとなったそうです。小さいころは中に入っている果肉が好きだったが、大人になったら苦味のある皮の方がおいしくて食べたことがある―という人も多いのでは。
アケビにはアケビンやカリウムなど利尿作用のある成分が含まれていることから、むくみ取りや動脈硬化の予防に効果があるといわれています。食物繊維も豊富です。
皮は紫色のものもありますが、熱を通すと色が抜けてしまいます。そこで枝豆入りのみそであえ、鮮やかな緑をポイントにしました。枝豆の色をきれいに出すために、白みそを使いましょう。この枝豆入りみそは、カラトリイモの茎にあえてもおいしいそうです。
水っぽくなりやすいので、蒸したアケビの水分は十分に取り、食べる直前にあえてください。独特の苦味が、好きな人にはたまらない一品です。
アケビ(皮)3個分、A(マヨネーズ大さじ2、白みそ大さじ2、しょうゆ小さじ1、つぶした枝豆大さじ2)
エネルギー | 47 | kcal | |
たんぱく質 | 1.1 | g | |
脂質 | 3.1 | g | |
塩分 | 0.4 | g |