漬物のパリパリとした歯応えは、歯の弱ったお年寄りには食べづらいこともあります。今回は、そんなお年寄りにも漬物のおいしさを味わってほしいと、ヘルスメイトさんが試行錯誤して作り上げた一品。温海カブの甘酢漬けの味はそのままに、誰でも食べやすいように仕上げました。
甘酢漬けは通常、ゴロゴロとしたくし型ですが、食べやすくするためにすりおろします。でも、甘酢をたっぷり吸ったカブはすりおろしにくい。そこでヘスルスメイトさんが考えたのが、生のカブをすりおろして酢の物にし、それを寒天で固めるというものでした。
酢の物は前日のうちに作り、味をなじませておくのが良いようです。独特の辛みも和らぎます。寒天とよくなじませることもポイント。このときカブは紫色ですが、固めるとピンクが鮮やかな“おなじみの色”になります。
漬物のように力を入れてかむ必要がなく、さっぱりした後味で、おかずにもデザートにもなります。お正月料理に添えると、テーブルが華やぎそう。ダイコンでもおいしく作れます。
温海カブ大2個、酢100cc、砂糖200g、棒寒天1本、水200cc
エネルギー | 91 | kcal | |
たんぱく質 | 0.6 | g | |
脂質 | 0.1 | g | |
塩分 | 0 | g |