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お口の健康そこが知りたい(6)

協力・鶴岡地区歯科医師会
 
イラスト

部分入れ歯

部分入れ歯にするとバネをかけた歯を悪くすると聞いて、入れ歯には抵抗がありましたが何とか使っていました。しばらくして、バネをかけていた歯(かぶせ物)が取れてしまいました。かぶせた部分の下からムシ歯が進行して取れたので、中を補強してまたかぶせますと説明を受けたのですが、また取れるかと心配です。特に注意することがあれば教えてください。 (57歳 女性)

 
図1

バネをかけた歯(鉤歯・こうし)の周りには汚れが溜(た)まりやすく(図1)、ましてや、詰め物・かぶせてある歯は、その境目からまたムシ歯になる確率は治療していない歯に比べると高くなります。また、鉤歯は噛(か)むたびに大きな力がかかりますし、取り外す際の力も過重負担になり取れてしまう要因の一つです。歯周病が進行する危険もあります。じゃあ入れ歯を入れない方がとお思いでしょうが、そちらの方が危険です。詳しくは5月号をご覧ください。

 

鉤歯を守るには、

入れ歯のお手入れ

鉤歯を守るには、その鉤歯の付け根部分に汚れを残さないようにすることと、入れ歯を清潔にしておくことですが、自分だけでは完璧とはいきません。時々チェックしてもらいましょう。また、入れ歯の調整も必要になってきます。入れ歯がカタカタしていませんか?日々出し入れしますので、バネのゆるみがでたり、アゴがやせてくると鉤歯が引っ張られたりと過重負担になってしまいます。やはり、定期的に入れ歯の適合具合を含め全体的に診察していただくことをお勧めします。

 
 
 

(「敬天愛人」 2009年9月号より)

 
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