2022年(令和4年) 11月1日(火)付紙面より
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バレーボール・2022―23Vリーグ女子2部(V2女子)が29日、酒田市国体記念体育館など全国2会場で開幕した。翌30日にかけてホームでの連戦に挑んだ同市を拠点とするプレステージ・インターナショナルアランマーレは千葉エンゼルクロス、リガーレ仙台と対戦して連勝、悲願の1部昇格に向けて好スタートを切った。
V2女子は今季からヴィアティン三重が新規参入。11チームによるリーグ戦は2回戦総当たりで来年3月上旬まで行われる。昨季同様、上位3チームによるファイナルステージを勝ち抜いた2チームが同4月に行われるV1下位との入れ替え戦に挑む。
アランマーレは初日、初戦ということもあって選手に固さが見られ、昨季も開幕試合で対戦し1セットも落とすことなく圧勝した千葉に大苦戦。最終セットまでもつれ込み、試合時間が2時間を超える大接戦の末、最後はホームの大きな拍手に後押しされて勝利。2日目の「東北ダービー」は終始、アランマーレペースで進んだ。
「『超々攻撃型』が今季のモットー。昨季のファイナルステージを経て昇格は夢物語ではなくなった。勝ち進みたい」と北原勉監督が話すよう、小柄ながら力強いスパイクをたたきつける加入2年目の前田美紅選手(24)=背番号2、アウトサイドヒッター=が攻守の柱としてチームをけん引。今季から主将となった木村友里選手(27)=同3、アウトサイドヒッター、メソマチ選手(20)=同1、オポジット=と共に強打で得点を重ねた。
人数制限が撤廃されたことから初日は540人、2日目も670人が詰め掛け、声を出しての応援はできないものの、入場時に渡されたハリセンをたたいて選手たちを鼓舞。千葉との一戦を前に矢口明子副市長が始球式を行った他、地元チアダンスチームがハーフタイムショーを披露した。
アランマーレの次戦は11月12日(土)で、仙台市の本山製作所青葉アリーナを会場に三重と対戦する。