2025年(令和7年) 4月22日(火)付紙面より
ツイート
県警察本部(水庭誠一郎本部長)は18日、24カ月にわたって交通死亡事故ゼロを継続している庄内警察署管内で、交通安全活動を展開している3団体に「讃辞」を贈った。
県警は、2014年度から県内14署と共に交通安全活動を繰り広げている団体に対し、署の規模による交通事故死ゼロ期間の長さによって「讃辞」を贈っている。
上山市中山の東北中央自動車道下りで23年4月6日、中型トラックを運転していた庄内町狩川の男性社員=当時(20)=が進路左側のガードレールとトンネル入り口壁面に衝突し死亡した事故以降、同署管内と管内地域以外の第一当事者死亡事故ゼロが続き、今月6日で24カ月を達成した。達成は2回目という。
讃辞を受けたのは、庄内地区交通安全協会(奥山俊二会長代理)、庄内地区安全運転管理者連絡協議会(渡部晃会長)、庄内地区地域交通安全活動推進委員協議会(本田克幸会長)―の3団体で、同署と共に街頭啓発や広報などの活動を積極的に展開している。
庄内署で行われた贈呈式では、県警の岡崎浩隆交通部長が3団体の会長に水庭本部長名の讃辞をそれぞれ手渡した。
同署の片平淳一署長は「達成は各団体会員方の地道な活動・努力の積み重ねがあってこそ。引き続き協力を」と謝辞。会長らは「暖かくなってきたこれからが事故の危険な時期。今後も警察と連携しながら緊張感を持って活動に取り組み、次は36カ月を達成したい」など抱負を話した。