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荘内日報ニュース


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2024年(令和6年) 4月24日(水)付紙面より

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外国人観光客とおもてなし交流 酒田港 泉小児童 日本の遊び紹介

 外航クルーズ船「ウエステルダム」(オランダ船籍、8万2862総トン)の酒田港寄港に合わせ22日、酒田市の泉小学校の4年生42人が同港古湊埠頭(ふとう)に降り立った外国人観光客らに日本の遊びを紹介するなど交流活動を展開、触れ合いを深めた。

 同校では昨年度、3年生(当時、現在の4年生)がジャンベ(アフリカ太鼓)の世界的演奏者ソロ・ケイタさんや山形大農学部の留学生、在ギニア日本国大使館の加藤隆一特命全権大使を招くなどアフリカやギニアについて学習してきた。本年度は交流の幅を広げ、酒田港に寄港するクルーズ船の外国人観光客と触れ合うことにし、これまで活動内容について検討してきた。

 欧米を中心にほぼ満員の乗客を乗せた同船は午前10時、同埠頭に着岸し、太鼓道場「風の会」のメンバー、酒田舞娘(まいこ)、羽黒山伏らと共に、光輝く風車を手にした児童たちも歓迎。児童が用意したプログラムは、お座敷遊びの「投扇興(とうせんきょう)」と、吸盤の付いた手裏剣による的当てゲーム。「Let's enjoy the game together(一緒にゲームを楽しみましょう)」と呼び掛け、老若男女が早速挑戦。児童たちの「Go it!(当たり)」の歓声と乗客の笑い声が岸壁に響き渡った。

 佐藤珠莉(しゅり)さん(9)、佐藤倫(りん)さん(9)は「皆さん明るく、とても楽しい。優しい人たちばかり。私たちの学年名でもある『ハピネス』の輪をこれからも広げていきたい」と話した。同校によると、英国船籍の外航クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が酒田港に寄港する来月28日にも同様の活動を展開するという。

児童たちから教えてもらい、「投扇興」に挑戦する外国人観光客=22日午前
児童たちから教えてもらい、「投扇興」に挑戦する外国人観光客=22日午前


2024年(令和6年) 4月24日(水)付紙面より

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趣ある「御衣黄桜」見頃 山王日枝神社 ピンクの八重桜と共演

 鶴岡市の山王日枝神社(武田紘宮司)境内で、淡い緑色の花を咲かせる八重桜の一種「御衣黄(ぎょいこう)桜」が見頃を迎え、参拝者や散歩で立ち寄った市民の目を和ませている。

 御衣黄桜はサトザクラの品種の一つ。平安時代の貴族が着ていた「萌黄(もえぎ)色」の衣装と花の色合いが似ていることから名付けられたという由来がある。例年、鶴岡公園のソメイヨシノが葉桜になる頃に咲く。咲き始めた花びらは淡い緑色だが、散るときは白くなる。

 山王日枝神社境内には数本の御衣黄桜があり、今年は先週末に咲き始めた。スマートフォンを手に訪れた女性は「気品があるというか、どこか趣がある花でいいですよね」と話していた。神社境内の八重桜も満開となりピンク色の花びらを広げている。

見頃となった山王日枝神社境内の御衣黄桜=23日
見頃となった山王日枝神社境内の御衣黄桜=23日


2024年(令和6年) 4月24日(水)付紙面より

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こばえちゃ山形全国競技かるた酒田大会 A級から5クラスに精鋭熱戦 25回の節目229人

 県かるた協会(瀧澤真弓会長)が主催した「こばえちゃ山形全国競技かるた酒田大会」が21日、酒田市武道館で開かれ、国内外の愛好者がエントリー。5段階に分けられたレベルごとに熱戦を繰り広げた。

 この大会の前身は、2000年から20年にわたって米沢市を会場に開催された「上杉杯争奪全国競技かるた大会」。20年から酒田かるた会(高山綾子会長)が主管し改称。通算25回の節目を迎えた。

 全日本かるた協会公認大会で最も上級のA級から初心者のE級まで全国各地のみならず、遠くは中国からの出場者を含め229人がエントリー。開会行事で瀧澤会長は「この大会を通して交流を深めて」とあいさつ、酒田かるた会所属の女子児童3人が「優勝目指して正々堂々と戦い抜くことを誓う」と選手宣誓した。

 競技はいずれもトーナメント形式で行われた。自陣に札を並べた後、その配置を頭の中にたたき込み、試合が始まるとぐっと身を乗り出して息を殺し、読手が上の句を読み始めると勢いよく手を伸ばしていた。

 優勝・準優勝者は次の通り。(敬称略)

 ◇A級▽優勝=矢島聖蘭(関東第一かるた会)▽準優勝=佐藤公亮(筑波大学歌留多部)◇B級▽優勝=松嶋桃(群馬県高文連)高橋和佳(秋田このはな会)▽準優勝=秋田谷真惟子(青森かるた会)片桐匠(仙台鵲会)◇C級▽優勝=徳永晶(群馬県高文連)新岡慶士(青森かるた会)▽準優勝=深津美晴(秋田このはな会)中野侑海(北海道やよい会◇D級▽優勝=三浦佳乃(水沢かるた会)藤平恭子(東桜学館かるた部)▽準優勝=山口哲平(中田かるた会)千田大耀(水沢かるた会)◇E級▽優勝=櫻井稔莉(富山かたかご会)小森遥奈(仙台育英学園高校かるた部)▽準優勝=高橋絢春(北海道やよい会)茂木咲良(酒田かるた会)

国内外から集まった精鋭が熱戦を展開
国内外から集まった精鋭が熱戦を展開


2024年(令和6年) 4月24日(水)付紙面より

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県少年警察大学生ボランティア 積極的声掛けで非行防止 酒田署 13人に委嘱状交付

 少年の非行防止活動などに取り組む、酒田警察署(小川広治署長)の「県少年警察大学生ボランティア」委嘱状交付式が19日、同署で行われ、酒田市の東北公益文科大学(神田直弥学長)の学生13人に委嘱状を交付した。

 県警生活安全部は、若者の目線を生かし、青少年の非行・被害防止活動などに協力する同ボランティア制度を2016年に導入。同署では公益大生を対象に17年から取り組みを展開している。委嘱を受けた学生たちは青少年健全育成団体や警察と連携し、非行防止の啓発活動や立ち直り活動に参加する。任期は来年3月まで。

 交付式は署長室で行われ、2―4年生5人が出席。小川署長は「若い世代の活動参加は団体員の活力にもなり、青少年たちにとって近い世代からの声掛けは影響力がある。共に少年非行のない地域づくりを目指し協力してほしい」と述べ、一人一人に委嘱状を手渡した。

 委嘱状を受け取った佐藤嘉彦さん(21)=4年=は「年齢が近い自分たちが活動に参加することに意義があると思うので、積極的に声掛けを行いたい」、設楽晏斗(はると)さん(20)=3年=は「学生にしかない目線で活動し、青少年の良いきっかけになれたら」と意気込みを語った。

 同署では引き続き大学生ボランティアを募集している。4月現在の同署管内の大学生ボランティアは次の通り。(敬称略)

 ▽4年=佐藤嘉彦(鶴岡市)佐藤風花、兵藤弥生、松尾尚記、内山満月(酒田市)▽3年=小野寺爽太、色摩美来、設楽晏斗(同)▽2年=齋藤雅咲、齋藤早帆、安達心美、諏佐治香、伊藤綾花(同)

小川署長から委嘱状を受け取る公益大生
小川署長から委嘱状を受け取る公益大生



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