2024年(令和6年) 8月23日(金)付紙面より
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恒例となった「庄農うどん大作戦」が今年も鶴岡市藤島地域の9店舗で始まる。庄内農業高校(酒井孝校長)の生徒が食感とのどごしがいい伝統の「庄農うどん」を作り加盟店に配送。各店が肉うどんやカレーうどんといったオリジナルメニューに仕上げて提供する。期間は今月30日(金)から10月6日(日)までの毎週金・土・日。本番を前に生徒たちは「これから1800食を仕込むが、完売を目指したい」と意気込みを見せている。
大作戦は今年で6年目。例年、ドライブインや食堂、古民家カフェ、そば店など加盟店舗が「庄農うどん」を使ったオリジナルメニューを考えてファンを楽しませている。
大作戦を前に21日、鶴岡市藤浪四丁目の「日本そばと天ぷら草介」で試食会が行われ、庄農うどん部の生徒や出羽商工会、地域の人たちなど関係者合わせて20人が参加。草介が提供する「まぼろしのカレーチャーシュー庄麺」(税込み1080円)を味わった。
うどん部の渡部紘希さん(3年)=鶴二中出身=は「庄農うどんは生地を練るのが大変だし、少し分量を間違えただけで食感が変わってしまう。難しさはあるが、待ち兼ねているファンが多くいるのでその期待に応えたい。お客さんには加盟店の食べ歩きを楽しんでほしい」と笑顔で話した。
草介の菅原雄行店主(57)は「庄農うどんは毎年、反響が大きい。6年目の今回は、当店の隠れメニュー『カレーチャーシュー』にコシがある庄農うどんをつけて食べるスタイルにした。今年も生徒たちの取り組みを盛り上げたい」と語った。
先月には「三浦雅浩デザイン室」(鶴岡市山王町)の三浦代表を講師に招いてチラシ製作のポイントについてアドバイスを受けた。大作戦期間中は生徒が各店を訪れ、体験学習の一つとして配膳なども手伝う。加盟店舗は次の通り。
▽割烹春月▽古民家カフェ藤の家▽和み亭おりづる▽日本そばと天ぷら草介▽食堂田んぼの台所(長沼温泉ぽっぽの湯内)▽白藤ドライブイン▽湯の澤温泉地蔵の湯▽カレーハウスCoCc壱番屋鶴岡道形店▽20curry(ふじしま市場たわらやカフェ内)