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2024年(令和6年) 10月6日(日)付紙面より

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遊佐町のビジネス創出支援 「遊ばざるもの学ぶべからず」設立へ

 遊佐町における地域課題解決型ビジネスの創出支援体制構築を目的に一般社団法人「遊ばざるもの学ぶベからず」が、月内にも設立される。町や関係機関と連携し拠点づくりを進めた上で、地域のこれからを支える人材の輩出を目指す組織。関係者は「遊び心を持ち、自分らしく生きる人が町内に増えたら」と話している。

 多様化する地域課題の解決を担うための起業、事業創出を目的に、やまがた産業支援機構と県、山形大アントレプレナーシップ教育研究センター(小野寺忠司センター長)が2022年にスタートさせ、これまで最上地域で展開してきたソーシャルイノベーション創出モデル事業「Yamagata yori―i project(ヤマガタ・ヨリアイ・プロジェクト)」の一環。庄内地域では初の事業展開となる。

 登記手続き中の同法人は、共に地元・遊佐高校の魅力化に向けて各種事業をこれまで繰り広げてきた、代表理事に就任する藤川かん奈さん(合同会社Oriori代表)、副理事の伊藤大貴さん(合同会社dano代表)、鈴木晴也さん(同校教育コーディネーター)らで組織。これまでヨリアイ・プロジェクトが蓄積してきた、ビジネスを生み出すための手法や有効なリソースを遊佐での各種取り組みに実装させる。

 2日に町役場で設立・連携に関する会見を開き、藤川さん、伊藤さんは具体的な活動として▽若い世代が集う拠点の構築・強化▽次代を担う生徒・学生と共に考え、挑戦する場(合宿、道場など)の開催▽自ら人生を開拓する人材の育成―の3つを上げ、「大事なプロジェクトが始まった。セクターを越えた横のつながりを生かし、本質的な人材育成に取り組みたい」と述べた。

 会見に同席した同機構の我妻悟常務理事がヨリアイ・プロジェクトの概要、小野寺センター長が連携体制の展望をそれぞれ紹介、松永裕美町長は「町は一人でも多くの若者を残し、受け入れる事業に取り組んでいる。産官学が連携し若者に地域と産業の魅力を伝え、遊佐に住んで働くきっかけを共につくり上げよう」と激励した。

会見終了後、意気込みを示す(左から)我妻常務、小野寺センター長、松永町長、藤川さん、伊藤さん
会見終了後、意気込みを示す(左から)我妻常務、小野寺センター長、松永町長、藤川さん、伊藤さん



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