2025年(令和7年) 1月14日(火)付紙面より
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「二十歳を祝う会」が12日、鶴岡市と遊佐町で開かれた。対象は2004年4月2日から05年4月1日生まれの人。両会場ではスーツ姿の男性と華やかな晴れ着姿の女性が久しぶりに再会し、笑顔があふれた。
【鶴岡市】
対象は男性556人、女性500人の合わせて1056人。このうち荘銀タクト鶴岡で開かれた式典には871人が参加した。
式では鶴岡市消防団がはしご乗り、鶴岡土曜会混声合唱団が市民歌と「大地讃頌」を披露。皆川治市長が「今年は6つの市町村が合併して『新鶴岡市』となってから20年という節目の年。皆さんは平成の大合併を控えた年に生まれ、この日を迎えた。鶴岡の伝統を次代につなぎ、未来を創造していくためには若い力が必要。鶴岡の発展に力を貸していただきたい」と式辞した。
二十歳を代表して茨城大学農学部2年の古野晴己(はるき)さん(20)=羽黒中、鶴岡南高卒=が「私たちは中学、高校時代にコロナ禍を経験し、強く生きる力を身に付けたと思う。未来に向けて社会に貢献できる人材になれるよう今後も努力したい」と誓いの言葉を述べた。
式典後、参加者は各中学校ごとに記念撮影に臨んだ。藤島中卒の女性グループは「中学以来、再会した同級生が数多くいる」「今日はみんなと食事会を楽しみたい」と話した。
【遊佐町】
対象は110人。町生涯学習センターで行われた記念式典には79人が参加した。
松永裕美町長が「夢と希望にあふれた洋々たる前途に向かって、大いに羽ばたかれるよう祈念する」と式辞。町議会の高橋冠治議長らの祝辞に応え「二十歳のつどい」実行委員長の今野快音(はやと)さん(遊佐、鶴岡高専5年)が「仲間がいることを忘れず自己研さんに努め、明るい未来へ歩んでいくことを誓う」と述べた。
会場では20年前に誕生した町のマスコットキャラクター「米~(べー)ちゃん」が“同級生”の参加者をお出迎え。一緒に写真に収まるなどして節目を祝った。
式典終了後はパレス舞鶴でビンゴゲームなどの交流会を楽しみ旧交を温めた。