2024年(令和6年) 10月19日(土)付紙面より
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今年も三川町の三川中2年生が作った粘土細工の「和菓子」を本物に仕上げて販売することになった。候補作に選ばれたのは▽「望月の夜の情熱」菅原煌來(きら)さん▽「梅の移ろい」佐藤日鞠(ひまり)さん▽「夏の水晶」川村陽楽(ひら)さん▽「秋を堪能」渡邉陽真(はるま)さん―の4作品。職人が練り切りなどを素材に食べられる和菓子にして来月2日、三川町民体育館で行われる「みかわ秋まつり」の中で販売する。
「本物にするプロジェクト」は4回目。2年生71人が美術の授業でデザインし、制作した作品を鶴岡市の後藤麻利恵さん(おかしなおかしや主宰)と齋藤侑さん(遠州屋)、庄内町の佐藤あゆ子さん(創作野菓・晶芯道(しょうじんどう)の3人が審査。70点以上の中から本物の和菓子にする4点を選んだ。このうち菅原さんの作品は満月とヒガンバナを描き、爽やかで落ち着いた秋の夜長をイメージした。菅原さんは「(候補作に選ばれて)とてもうれしい。本物になった和菓子を早く見てみたい」と笑顔を見せた。
この後、後藤さんら3人が分担して仕込みに入り4つの作品合わせて160個(1個350円)作って当日午前10時から販売する。