2012年(平成24年) 1月25日(水)付紙面より
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鶴岡市立福栄小学校(阿部真一校長)の児童たちが24日、姉妹校の鹿児島県曽於市の笠木小学校(留末優一校長)へ“北国特産”の雪を送った。
両校の交流は、戊辰戦争で岩川私領五番隊(旧薩摩藩)が、旧温海町の関川地区で庄内藩と激戦を繰り広げたという歴史が縁で、1999年から始まった。年賀状やビデオレターの交換などを通して交流を深め、2006年には姉妹校盟約を締結した。
今回で14回目となる笠木小へ送る雪の発送作業は、同校グラウンドで行われ、全校児童37人が参加した。小雪が舞う天候の中、防寒着を着込んだ児童たちは1メートル以上の雪が積もったグラウンドで作業開始。イラストや笠木小の友達に向けたメッセージを書いた発泡スチロール容器に手で雪を詰めた。
計画委員長の大滝悠真君(12)は「笠木小のみんなに喜んでもらえるよう特にサラサラの雪を詰めた。雪だるまなどを作って楽しく遊んでほしい」と話していた。
学年ごとに1個ずつ計6個を箱詰めし、同日中に発送した。笠木小には26日に届くという。