2012年(平成24年) 6月29日(金)付紙面より
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梅雨に入ったとは言え夏らしい晴天が続く中、鶴岡市鼠ケ関地域で特産の「イカの一夜干し」作りが盛んに行われている。
夏イカ(スルメイカ)の水揚げが本格化するにつれ、忙しくなってくる庄内浜の夏の風物詩。
海産物販売店が並ぶ鼠ケ関の弁天島では26日、その日未明にさばいたというイカが、網の上にびっしりと並べられた。強い日差しでほど良く乾燥し、午前中のうちに完成。県外ナンバーの観光バスが訪れ、焼きたてを試食しては「柔らかくておいしい」と、次々に買い求めていた。
販売店の女性は乾燥中のイカをひっくり返しながら、「商売には良いが、梅雨なのにこんな晴天続きは珍しい」と話していた。価格は4枚で1000円程度。一夜干し作り体験も行われている。