2012年(平成24年) 8月28日(火)付紙面より
ツイート
鶴岡市早田の道の駅「あつみ」しゃりんで26日、「夕陽能」が開かれ、同市山五十川地区に伝わる山戸能(県指定無形民俗文化財)が上演された。
夕陽能は、1991(平成3)年に開設された道の駅の開設1周年を記念して始まった。毎年この時期に開かれ、今回で21回目を迎えた。日本海をバックにした特設ステージで夕日が沈む時間帯に合わせて上演。この日はきれいな夕焼けが見え、タイトル通りの“夕陽能”となった。
舞台は「座揃囃子」で幕開けし、続いて稚児舞の「恋慕の舞」、午後6時すぎに番能「羅生門」が上演された。会場には大勢の観客やアマチュアカメラマンが訪れ、日本海と夕焼けの空を背景に繰り広げられる能の舞に、じっくりと見入っていた。