2012年(平成24年) 10月11日(木)付紙面より
ツイート
鶴岡市鼠ケ関の瑞芳院(斎藤元雄住職)で「彼岸花」が見頃を迎え、鮮やかな赤色の花が競うように咲き誇っている。
彼岸花はヒガンバナ科の多年草。田のあぜや墓地など人家に近い草地に自生する。根の部分に毒があるが、昔は薬用にもされたという。別名・曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とされ、梵語で「天上の花」という意味。
同院によると、今年は今月に入ってから咲き始め、例年に比べ10日ほど遅いという。青空が広がる天候となった9日は、遠く弁天島を見下ろす高台にある墓地の小道沿いに群生して咲き誇っている赤い花が、優しく吹き付ける浜風になびいていた。
同院は「今年は暑い日が続いた影響で咲き始めが遅れたと思う。ここ1、2週間はきれいな花を見ることができると思う」と話していた。