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2012年(平成24年) 11月4日(日)付紙面より

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「殿様の薔薇」温海へ 鶴岡公園のバラ園改修で移植

 殿様が愛したバラを温海地域へ―。庄内藩酒井家16代当主の酒井忠良さん(1888年―1962年)が育てた「庄内藩殿様の薔薇(ばら)」の植樹祭が2日、鶴岡市湯温海の熊野神社境内にあるバラ園で行われた。

 殿様の薔薇は、忠良さんが、1955年ごろまで致道博物館内の庭で丹精込めて育てていたもの。その後、バラは同博物館の整備事業のため、鶴岡市に寄贈。鶴岡公園に移植し、「鶴岡公園バラ園」が造成された。

 今回のあつみ温泉街のバラ園への移植は、鶴岡公園東側の改修工事に伴いバラ園が縮小されることを受け、出羽商工会(小野木覺会長)が花咲く里山事業の一環で、市からバラ231本を譲り受け行ったもの。

 植樹祭には酒井家18代当主の酒井忠久さんや小野木会長、荘内神社の石原純一宮司ら6人が参加。強風が吹き付ける天候の中、参加者たちはバラ園の一角にある花壇にスコップで穴を掘り、一人1本ずつバラの木を植樹した。残りのバラは、先月24日に地元住民らで温泉街にある湯見ケ丘に植樹している。

 植樹後、出羽商工会温海支所に移動し、植樹した参加者を交え「あつみ温泉と薔薇」のテーマで座談会が開かれた。

 出羽商工会温海支所の五十嵐正直支所長は「あつみ温泉は高速道路の開通で観光客が増加しており、今回の殿様の薔薇の植樹をきっかけにさらに観光面が盛り上がっていければと思う」と話していた。

「殿様の薔薇」を植樹する参加者たち=2日、鶴岡市湯温海のバラ園
「殿様の薔薇」を植樹する参加者たち=2日、鶴岡市湯温海のバラ園



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