2013年(平成25年) 3月26日(火)付紙面より
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鶴岡市のあつみ温泉街で24日、雛(ひな)まつりが行われ、流し雛(びな)などのイベントが行われた。
雛まつりは、あつみ観光協会温泉支部が、「あつみ温泉湯のまち人形めぐり」(3月1―31日)の関連事業で毎年実施している。
この日は、穏やかな天候となった主会場のあつみホテル温海荘に家族連れが訪れ、甘酒の振る舞いや折り紙の雛作りなどを楽しみ、旅館や商店などの温泉街の19カ所に展示された雛人形見物をしていた。
恒例の流し雛では、人形めぐりの期間中、訪れた観光客が折った雛を祭壇に飾って祈祷(きとう)を行い、地元の女の子たち6人が巫女(みこ)舞を奉納。その後、温海川の川岸に移り、巫女装束の子供たちが長さ20センチほどの紙の舟に乗せた雛を川に放した。参加した子供たちは流れていく雛たちに向かって、「バイバイ」と優しい声を掛けていた。