2015年(平成27年) 3月31日(火)付紙面より
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鶴岡市のあつみ温泉街で29日、雛(ひな)まつりが行われ、巫女(みこ)舞の奉納や子供たちの健やかな成長を願う「流し雛」などのイベントが繰り広げられた。
雛まつりは、温泉街のにぎわい創出を目的に、あつみ観光協会温泉支部(若松邦彦支部長)が「あつみ温泉湯のまち人形めぐり」(3月1―31日)の関連事業として毎年実施してい
る。
主会場のあつみホテル温海荘には地元や山形市内などから家族連れが大勢訪れ、折り紙でお雛さまを折るなどして楽しんだ。引き続き、人形めぐり期間中に各旅館などを訪れた観光客が折った雛も合わせ約900枚の紙雛を祭壇に飾って祈祷(きとう)し、地元の小学2年生6人が巫女舞を奉納。その後、近くを流れる温海川の川岸に移り、巫女装束の子供たちや参加者たちが雛を載せた長さ約30センチの紙の舟20個ほどを川に流した。
巫女舞を奉納して雛を流した温海小2年の斎藤美夢さん(8)は「幸せになれますようにとお願いして、お雛さまを流した。巫女舞はたくさんのお客さんの前で少し緊張したけど、上手にできました」と笑顔で話していた。