2015年(平成27年) 4月14日(火)付紙面より
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鶴岡市立五十川小学校の児童らが12日、登下校で使うバス停の清掃活動を行った。来年の小学校統合に伴い、利用することがなくなるバス停を児童らが感謝を込めてきれいにした。
五十川地区の小、中学校の子供たちでつくる五十川地区青少年部(佐藤俊介部長)が、児童が登下校時に使う「鈴漁港前」と学校近くの「五十川駅前」を対象に、2011年から毎年この時期に実施している。五十川小は、温海小、福栄小、山戸小とともに、あつみ小学校へ統合することが決まっており、統合後はバス停を利用しなくなるため、今回が最後の清掃になるかもしれないという。
小、中学校合わせて14人の子供たちが午前9時半ごろ鈴漁港前のバス停に集合。子供たちはほうきやデッキブラシなどを使いてきぱきと清掃し、1年間の汚れを落としていた。
参加した温海中1年の佐藤かれんさん(12)は、「朝、バスを待つ間みんなで遊ぶなど、楽しい思い出がいっぱいある特別な場所。中学生になり使わなくなったが、掃除が最後になるかもしれないとのことで少し寂しい。これまでの感謝を込めて掃除した」と話していた。