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2015年(平成27年) 5月5日(火)付紙面より

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生産現場知り活性化考える 中山間地域で米作り体験活動

 鶴岡市の若手職員たちが中山間地の農業を知ろうと、同市温海地域の木野俣で米作り体験の活動を始めた。苗代作りから田植え、草刈り、収穫と4月から9月にかけて休日を利用して農作業を体験する。

 農林水産省から派遣されている市農林水産部長の佐藤毅さんが、1―2年目の職員に呼び掛けて始めた。非農家の市職員が多く、同市の基幹産業でもある農業の実際の生産現場を知る職員が少なくなる中、若手から米作りを通して中山間地域の農業に理解を深めてもらいたいと企画。生産者との共同作業を通じてコミュニケーション能力を養い、併せて中山間地域の活性化を考える機会ともする。

 4月19、25日の苗代作りにはそれぞれ男女9人、5人が参加し、木野俣育苗施設利用組合が作付けする10ヘクタール分の作業を手伝った。ハウス内で芽出しした苗箱を運び出し、運搬機で隣接する田に運んで品種ごとに並べ、ビニールと竹、保温カバーで覆うもの。若手職員たちは、元気な高齢者たちのパワーとおしゃべりに押されながらも指導通りにてきぱきと作業。終了後は和やかに懇談し、交流した。

 若手職員からは「達成感、充実感があり、参加して良かった」といった感想が聞かれ、佐藤部長は「若い人が集落の共同作業に加わることで、集落の人々が活気づくことをあらためて知った。年間を通じた米作りで木野俣集落の人々と触れ合うことで、若手職員が得る経験も大きいと思う」と話した。田植えは5月23、24日に予定されている。

木野俣地区で苗代作りを体験する若手職員たち
木野俣地区で苗代作りを体験する若手職員たち



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