2015年(平成27年) 10月1日(木)付紙面より
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鶴岡市の鼠ケ関小学校の児童たちを対象にした自然や科学を学ぶ体験教室が30日、同市のマリンパークねずがせきなどで行われた。シーカヤック体験などを通して、地元の豊かな海洋資源に触れた。
同教室は鶴岡市温海第四地区自治会が主催して毎年この時期に実施している。この日は、同校から希望者の児童21人が参加。午前中のシーカヤック体験と、午後の科学実験で空気砲作りが行われた。
このうち、シーカヤック体験は、鶴岡市と連携して地域資源を活用した町おこし活動を展開している鼠ケ関地域協議会「蓬莱塾」(佐藤眞紀子会長)の指導を受けながら実施。児童たちは器用にパドルを操作して波をかき分けてすいすいと進み、気持ち良さそうに潮風を受けていた。参加した3年生の五十嵐ひかりさん(8)は「初めて乗った。少し波があったけど楽しかった」と話していた。
同教室でシーカヤック体験は初めて。教育旅行の受け入れを行っている地元のNPO法人「自然体験温海コーディネット」では今後、シーカヤックの活用を計画しているという。