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2015年(平成27年) 11月7日(土)付紙面より

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来春統合の山戸小で最後の「昔語りの会」

 鶴岡市立山戸小学校(工藤幸吉校長、児童22人)で6日、恒例行事「昔語りの会」が行われた。子どもたちが、情感あふれる語り口で披露される地元の民話に聞き入り、古里を愛する心を育んだ。

 同校では、ふるさと学習の一環として、1990年ごろから昔語りの会を毎年実施。20年前からは、昔話の伝承に取り組む三浦牧さん(80)=同市山五十川=が語り部として同校を訪問し、子どもたちの前で昔話を披露している。 

 この日、語り部の正装という野良着に身を包んだ三浦さんが同校を訪問。1、2年生合わせて10人と共に郷土資料室にあるいろりを囲んだ。今回披露したのは「ふうふうぺちぺち」。小坊主たちが、1人で餅を楽しむ和尚から、頓知を利かせて餅を分けてもらう内容の小噺(ばなし)。方言を織り交ぜた優しい語り口に、子どもたちからは笑みがこぼれた。

 同校は来春、あつみ小への統合が決まっており、今年が最後の昔語りの会。三浦さんは「昔語りをすると、小さい頃に孫ばあさんから教わった思い出がよみがえる。楽しませてもらってありがとう。いつでも聞きに来て」と子どもたちに呼びかけた。

 三浦さんから昔語りを習っている1年生の藤原しおんさん(7)と2年生の本間有美さん(7)は、「三浦さんが話す昔話は楽しくて大好き」「練習を頑張って、みんなの前で発表したい」とそれぞれ話した。

いろりを囲んで昔語りに聞き入った
いろりを囲んで昔語りに聞き入った



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