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2016年(平成28年) 3月11日(金)付紙面より

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自然の役割と環境保護学ぶ

 鶴岡市大岩川地区にある天魄山(標高290メートル)周辺の川と海のつながりを学ぶ「天魄山森林自然教室」が10日、同地区にある庄内小国川行業生産組合ふ化場などで行われた。地元の温海小(生田浩樹校長)の4年生たちが自分たちで採卵したサケの稚魚などを放流し、自然の役割と、環境保護に理解を深めた。

 市温海庁舎産業課が、天魄山の伏流水を利用してサケの稚魚を養殖している庄内小国川漁業生産組合(五十嵐洋司組合長)の協力を得て、サケがもたらす自然の循環機能に理解を深めてもらおうと、2012年から毎年実施。

 この日は児童22人が参加。初めに、五十嵐組合長や市の担当者から「サケが大きくなってまた川に戻ってくるためには、ミネラルが豊富できれいな海や豊かな森が必要」などと説明を受けた。その後児童たちは、自分たちで昨年11月に採卵と授精させたものや、同組合・が用意した稚魚合わせて約1万匹を放流。体長約5センチの稚魚をバケツにすくい、庄内小国川の冷たい流れに優しく放した。

 五十嵐組合長によると、放流した稚魚は北太平洋やアラスカ湾などで成長。4、5年後に戻って来られるのは0・2%ほどという。

大きくなって戻ってきてね―。サケの稚魚を見送る子どもたち
大きくなって戻ってきてね―。サケの稚魚を見送る子どもたち



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