2016年(平成28年) 4月10日(日)付紙面より
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鶴岡市温海地域の温海、五十川、福栄、山戸の4小学校が統合して誕生した「あつみ小学校」(生田浩樹校長、児童218人)の開校式が9日、同校体育館で行われた。児童たちが4校の伝統を引き継ぎながら、新しい歴史を築いていくことを誓った。
統合は小学校での複式学級の解消を目的とした鶴岡市の学区再編に基づくもので、校舎は旧温海小を使用する。
開校式には2―6年生と教職員、来賓、保護者など約380人が出席。加藤忍教育長の開校宣言に続いて榎本政規市長から生田校長へ校旗が手渡された。
榎本市長は式辞で「焼き払われた熱い土地に種をまいて実を成す温海かぶのように、困難に負けず温海という大地にしっかり根を張り実を結ぶことを願う」、生田校長はあいさつで「4校の歴史と伝統を礎に新たな歴史と伝統を築いていく。地域を愛し、温海に生まれたことを誇りに思う子どもを育てていきたい」とそれぞれ述べた。
児童を代表していずれも6年の五十嵐明唯さんが「温海小の良いところは続けながらもっと良い学校にするため努力したい」、齋藤光帆さんが「五十川小で学んだ5年間は思い出でいっぱい。これまでより大勢の仲間がいるので友達をたくさんつくりたい」、佐藤晃嘉君が「福栄小のようにみんな仲の良い学校にしたい」、三浦尚君が「山戸っ子らしさを忘れず3校の良さも学びながら頑張りたい」と新生あつみ小での意気込みを述べた。
最後に全員で新校歌を歌い上げ、新たな学びやの門出を祝った。入学式は13日に行われる。