2016年(平成28年) 12月28日(水)付紙面より
ツイート
鶴岡市湯温海にある五十嵐虎雄さん(78)=同市小国=のハウス「湯の里フルーツ館」で26日、あつみ保育園(齋藤祐子園長、園児79人)の園児たちがミカン狩りを体験した。鈴なりに実ったミカンを前に園児たちは「すごい」「いい香り」と歓声を上げて大きなミカンを収穫した。
食品加工業「大成農産」社長の五十嵐さんは、1998年、同ハウスを建ててイチジクやサクランボ、イチゴなどを栽培。ミカンの栽培は2014年から始め、今年は全ての木に鈴なりに実がなったことから、子どもたちにミカン狩りを楽しんでもらおうと同園に声を掛けて初めて開催した。
この日は同園年長組19人がハウスを訪問。五十嵐さんが「糖度は約9度あり、静岡産ミカンにも負けないおいしさ」と話して園児たちに採れたてのミカンを1つずつ配った。味見した園児たちは「おいしい」「いい香り」と口々に感想を話した。「ミカンのすぐ上の枝をはさみで切って」などと収穫の説明を受けた後、園児たちは大きなものを選んで収穫を楽しんだ。
五十嵐将悟君(6)は「収穫は楽しかった。妹2人と分けて食べる」と話していた。