2015年(平成27年) 6月13日(土)付紙面より
ツイート
鶴岡警察署(近藤好司署長)の救急法訓練が12日、同署で行われた。同署員らが自動体外式除細動器(AED)を用いた緊急処置の対応などを確認した。
鶴岡市消防本部(神林只男消防長)の救急隊員を講師に迎えて同署の全署員184人を対象に実施。
この日は約30人が参加。初めに救急隊員から「管内では、救急車が到着するまで平均して8―9分。傷病者の社会復帰は、8―9分間の応急手当に懸かっている」と説明を受けると、署員は表情を引き締めて訓練に当たった。
その後ダミー人形と訓練用AEDを用いて実技訓練。胸骨圧迫のポイントを「しっかり胸骨を押して、しっかり戻す。一度始めたら救急隊員に引き継ぐまで継続するように」と紹介。「人工呼吸は、ためらわれる場合、行わなくてもいいということになっている。胸骨圧迫に力を入れて」と呼び掛けていた。署員らは、本番さながらのきびきびとした対応を繰り広げていた。
佐藤雄介巡査(23)は「定期的に確認して、いざというときに備えることに意味があると思う」と話していた。