2024年(令和6年) 1月14日(日)付紙面より
ツイート
日本の子どもたちに野球の楽しさを伝えようとMLBロサンゼルス・エンゼルス(ロサンゼルス・ドジャースに移籍)の大谷翔平選手(29)が寄付した「大谷グローブ」が12日、庄内の各校に届いた。鶴岡市の羽黒小学校(村田透校長)では野球スポーツ少年団に所属する子どもたちが小包を開封。真新しいグローブを手に「わあ、すげー」「大谷選手に感謝したい」と喜んだ。
「大谷グローブ」は、右投げ用2個と左投げ用1個の計3個。ジュニアサイズで「このグローブが私たちの次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルとなることを望んでいます」といったメッセージも添えられた。
子どもたちに直接開けさせようと羽黒小では校長室で「開封お楽しみ会」が行われ、スポ少野球に入っている齋藤煌真(こうま)君(6年)と小関心悟(しんご)君(同)、山口朕(きざし)君(同)、野口桐龍(きりゅう)君(同)が小包に注目。代表して齋藤君がカッターナイフで開け、3つのグローブを取り出して目を輝かせた。
ファーストを守る齋藤君は「大谷選手は憧れ。すごく感動した」、サウスポーの小関君は「感謝の気持ちでいっぱい。これからも頑張って野球をしようと思う」と笑顔を見せた。4人はさっそく体育館で「大谷グローブ」をはめてキャッチボールを楽しんだ。
村田校長は「本当にうれしそう。子どもたちの笑顔が一番」と、来週早々に全校児童を対象に「大谷グローブ」のお披露目会を行い、大谷選手の「夢」「希望」「感謝」の気持ちを子どもたちに伝える。