2024年(令和6年) 8月31日(土)付紙面より
ツイート
三川町議会(志田徳久議長、定数10)の「中学生議会」が29日、三川町役場3階議場で行われた。三川中の3年生13人が参加し、より良い町づくりについて提言した。
議会の役割について理解してもらおうと毎年、町内の小学生と中学生を議場に招いて「模擬議会」を体験させている。
議員席に座った生徒は「音が出る信号機や点字ブロックを整えて障害者に優しい町づくりを」「各学習施設にWi―Fiを設置してほしい」「子育て支援を進め町の人口増につなげたい」とそれぞれ意見を発表した。
これについて担当議員は「Wi―Fiについては町の図書館にないので検討課題に挙げたい」「子育て環境を進める中で、あらためて町内にある身近な小学校の利活用の在り方を考える必要性があると感じた」と答弁した。
初めて議場に入った荘司優奈(ゆな)さん(3年)は「議員の皆さんがいつも三川のために考えている姿を間近に感じることができて良かった。まだ自分の将来については分かりませんが、生まれ育った三川町を大切にしたい」と感想を話した。
町野昌弘副議長は「今日は生徒の皆さんからとてもいいアイデアと提言を頂いた。条例という町の規則とお金(予算)の使い道を議決している議会の役割について学んでもらえればうれしい」と講評した。