2022年(令和4年) 6月19日(日)付紙面より
ツイート
三川町の東郷小学校(海藤陽子校長、児童127人)で18日、相撲大会が行われ、児童が3年ぶりに「化粧まわし」を披露した。
例年、化粧まわしは1年生が共通の厚い布をベースに親子で楽しみながら制作し、相撲大会で披露している。この2年間はコロナ禍で大会そのものが中止となったため今回、1年生から3年生までそろって初のお披露目となった。
グラウンドの一角にある相撲場には、この日の「復活」を待ち望んだ父母たちがカメラを持って訪れ、子どもたちの「晴れの姿」を見守った。龍や鶴の刺しゅうが施された化粧まわしには「貴乃愛(たかのまな)」(本名・愛果)、「蒼大龍(そうたいりゅう)」(本名・蒼大)といった名前にちなんだかわいらしい「しこ名」が付けられ、父母らのほほ笑みを誘った。
大会では、海藤校長が「勝ち負けはつきますが、たとえ負けたとしても全力で戦った相撲は美しいものです。お互い頑張ったことをたたえ合いましょう」とあいさつした。
取組は1年生から6年生まで男女別のトーナメントで行われ、「砂かぶり席」に座った児童や父母たちの声援が土俵に向かって飛び交っていた。