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2024年(令和6年) 9月7日(土)付紙面より

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生徒と共にジャズライブ 「BBBB」メンバー朝日中を訪問 タクトアウトリーチ事業

 日本を代表するニューオリンズ・ブラスバンドの「BLACK BOTTOM BRASS BAND」(BBBB)のメンバーが5日、鶴岡市立朝日中学校(秋山尚志校長、生徒76人)を訪れ、演奏を通して1年生へジャズの楽しさを伝えた。

 荘銀タクト鶴岡のアウトリーチ事業として行われた。同事業はコンサート会場に足を運ぶ機会が少ない年代のため、出演者が地域へ出張し芸術の鑑賞、体験の場を提供するもの。荘銀タクト鶴岡は2017年の開館当時からダンス関連のアウトリーチ事業に取り組んでおり、昨年から音楽鑑賞の同事業を開始した。

 今回アウトリーチ事業に参加したBBBBは1993年に関西で結成したニューオリンズ・ブラスバンド(米国ニューオリンズで生まれた金管楽器と打楽器を中心とする音楽、ジャズの前身の一つとされる)。トランペット、トロンボーン、テナーサックス、スーザフォン、スネアドラム、ベースドラムの6人編成で、全国各地でのライブツアーやさまざまなアーティストとのコラボなど幅広い活動を展開している。

 BBBBは7日に荘銀タクト鶴岡で公演「ワッショイ★お祭りライブ」を行う予定で、アウトリーチはこれに合わせて実施。5、6日の2日間、鶴岡市内の朝日、鶴岡三、豊浦の3中学校をメンバーが訪問し、生徒たちと交流した。

 このうち朝日中では1年生22人が参加。BBBBがメンバーや楽器紹介とともに、ジャズで大切なスウィングやリズムについて「体の力を抜いて楽しくリズムに乗ること。楽しいと笑顔になれる。苦手なことでもちょっとだけ笑顔で向かえば楽しめる」と解説した。

 また、さまざまなジャズナンバーが披露されるとともに、体育館を広く使って生徒と一緒に行進したり、手拍子やフットスタンプで音を響かせたりと楽しいライブが繰り広げられた。

 同校の佐藤颯汰さん(12)は「生のジャズ演奏は想像以上に格好良かった。メンバーが息を合わせ、頑張って盛り上げていることが伝わってきた。とても楽しかったです」と話していた。

 公演前日の6日は、同市伊勢原町の出羽庄内国際村で前夜祭が行われる。午後6時半開演で入場無料。

トランペットやドラムの音が響く体育館で生徒も一緒にジャズライブを楽しんだ
トランペットやドラムの音が響く体育館で生徒も一緒にジャズライブを楽しんだ



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