2023年(令和5年) 10月9日(月)付紙面より
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庄内町立川地域の自然を楽しみながら秋の庄内の味覚を満喫する「月山龍神マラソン」が8日、同町の清川―立谷沢地区で開かれた。県内外から参加したランナーらが立谷沢川沿いの自然を楽しみながら健脚を競った。
月山龍神マラソン大会実行委員会(阿部武敏委員長)が企画。日本百名山の月山と、その麓を流れ、環境省の平成の名水百選にも選ばれた立谷沢川など、立川地域の大自然を感じながら、同町の秋の味覚を味わい、地域住民と交流を深めるマラソン大会として2016年から行われている。毎回県内外から大勢のランナーが参加している人気イベント。今年で8回目。
今回は新設された小学校低学年の部(1・2キロ)、コロナ禍のため2大会ぶりに再開された親子ペアの部(1・2キロ)のほか、3キロ、5キロ、10キロ、ハーフマラソン(約21キロ)の6コース。地元庄内町をはじめ、県内各地や東北6県、関東圏、香川県などから612人がエントリーし、地元住民を中心に約250人のボランティアらが大会運営を支えた。
開会式では大会長の富樫透町長が「全国各地から大勢のランナーに集まってもらった。庄内の味覚とともに一日大いに楽しんでほしい」と激励。開会式後の午前8時45分、号砲とともにハーフマラソンがスタート。清川地区に勢いよく駆け出すランナーに、沿道に詰め掛けた観客から大きな声援が送られていた。一方、母親が旧立川町出身の男子マラソン元日本記録保持者で世界陸上やリオ五輪にも出場した設楽悠太選手(西日本鉄道所属)がゲストランナーとして10キロコースに出場し、大会を盛り上げた。また、再開された親子ペアには33組がエントリー。手をつなぎ、互いに励ましながらゴールを目指していた。
参加したランナーには記念品として漬物などが入った「庄内町特産品セット」がプレゼントされたほか、庄内風の芋煮や新米の食べ比べなどが振る舞われた。