2011年(平成23年) 11月26日(土)付紙面より
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遊佐町生涯学習センターなどが主催した男女共同参画講座「ひと手間かけて家族の健康」が23日、同センター調理室などで開かれた。県庄内総合支庁が認定する庄内浜文化伝道師で、食育インストラクターの佐藤憲三さん(同町遊佐、食の玉手箱代表)の指導で、町民が旬の食材を使用した料理レシピを学んだ。
家族の健康保持に向け、「ひと手間かける」ことの大切さを広く町民から学んでもらおうと、同センターと、同町在住の女性で組織する「アップルミント」(佐藤ひとみ会長)が2006年から年1回開催。講師の佐藤さんは09年から地元食材を使用した各種料理の指導に当たっている。
この日は男女約20人が参加し、▽サケのムニエル▽赤ネギとイカのマリネ▽ミョウガと枝豆のかき揚げ―の3品の調理方法を学んだ。このうちムニエルは、遊佐の川に遡上(そじょう)してきたサケを用い、味付けには同町特産のパプリカドレッシングなどを使った。講師の佐藤さんは「魚を三枚におろすときは若干、包丁を下に向けて」「骨は1本も残さないようにきれいに取ること」など精力的に指導。普段から台所を任されている参加者が多く、和気あいあいと調理を進めていた。
調理終了後、自ら調理したものに舌鼓を打ったほか、午後からは工作教室も開かれた。