2012年(平成24年) 4月20日(金)付紙面より
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鳥海山の中腹を通る山岳観光道路・鳥海ブルーラインの除雪作業が、今月27日の開通を目指し急ピッチで進められている。
遊佐町と秋田県にかほ市を結ぶ鳥海ブルーラインは全長約35キロ。積雪や凍結のため冬場は通行止めとなっているが、春山開きに合わせて開通。大型連休中は大勢の行楽客でにぎわう。
本県側は同町吹浦の小野曽集落にある旧料金所から県境までの約15キロで、今月5日に除雪作業がスタート。本県側を担当する業者によると、今冬の大雪の影響で例年に比べて若干、作業は遅れ気味という。
19日午前はきれいに晴れ渡る中、作業員10人と、重機6台が出て同町の大平山荘(標高約1000メートル)まで残り約1キロ付近で作業。3メートル余りの積雪をブルドーザーなどで崩し、ロータリー除雪車が吹き飛ばすという作業を繰り返しながら、開通時の名物となっている「雪の回廊」を作っていた。