2024年11月28日 木曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2019年(令和1年) 9月8日(日)付紙面より

ツイート

鶴岡市のあつみ温泉 「国民保養温泉地」に指定

 鶴岡市のあつみ温泉が、環境省の「国民保養温泉地」に指定された。県内では蔵王(山形市)や銀山(尾花沢市)などに続いて7カ所目、鶴岡市では湯田川、湯野浜に次いで3カ所目の指定。10月4日に東京都で開かれる全国温泉地サミットで指定状が交付される。

 国民保養温泉地は、温泉法に基づき温泉の公共的な利用を増進するため、温泉利用の効果が十分期待され、健全な保養地として活用される温泉地を環境大臣が指定するもので、あつみ温泉は全国で80カ所目の指定。選定には▽温泉に効能があり、湯量が豊富▽自然の豊かさ、文化がある▽医師ら入浴方法の指導ができる人材がいる―などの条件がある。

 指定に向けあつみ温泉の源泉管理会社や観光協会、自治会などは、市とともに昨秋から計画書策定に着手。温泉療養に適した施設整備と医療スタッフの確保、地元食材を使った療養食の活用、歴史ある温泉地としての調和の取れた地域づくりなどの取り組みを打ち出した。自然や歴史、文化、食文化を生かした多様なプログラムを楽しみ心身ともに元気になる場としての機能を持たせた持続的発展が可能な温泉地づくりを進める。

 たちばなや社長で温海温泉源泉有限会社の佐藤佐次右衛門社長は「指定はあつみ温泉にとって、とてもうれしいこと。指定に向け、あつみ温泉が進むべき方向をみんなで見詰め直す機会にもなった」とし、旧温海町とともに進めた温海川沿いの「そぞろ歩きの楽しい温泉街」の取り組みを踏まえ、「四季折々のそぞろ歩きが楽しめる。6月の地震で被害があったが、あつみ温泉は元気だということを、この指定を機会にさらに発信していきたい」と話した。

環境省の国民保養温泉地に指定されたあつみ温泉
環境省の国民保養温泉地に指定されたあつみ温泉


2019年(令和1年) 9月8日(日)付紙面より

ツイート

出羽三山神社 残暑の中「神子修行」始まる

 出羽三山神社(宮野直生宮司)の女性だけの山伏修行「神子修行」が6日、鶴岡市の羽黒山中で始まった。9日まで山中の吹越籠堂(ふきこしこもりどう)を道場に、三山に身を委ね、自分を見つめる。

 北海道から鹿児島県まで全国から83人が参加。紅花染めの装束と白い宝冠を身に着けた女性たちが修行の出発地となる羽黒山の随神門前に集った。神事を行った後、列を成して石段を歩き羽黒山頂を目指した。この日は山中の気温も30度を超える厳しい残暑となり、石段を踏みしめる女性たちの顔に汗が光った。

 今年、山梨県から鶴岡市に移住し同神社で結婚式を挙げた伊藤桃与さん(30)は、夫の卓朗さん(41)が山伏修行「秋の峰」に入峰し、自分もと初参加した。「災害が少なくなるように願いながら臨みたい」と話した。

 神子修行は1993年の出羽三山御開山1400年を機に、女性にも修行の道を開く行事として創設。参加者は朝晩の水ごりや禊(みそぎ)、月山への山駆けなどの修行を積む。

羽黒山五重塔を拝し、石段を上って山頂を目指す神子修行の一行
羽黒山五重塔を拝し、石段を上って山頂を目指す神子修行の一行



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field